漫画の原体験

とあるブロガーの方が
「中学まで漫画を一切読んだことがない」と
おっしゃっており、やはりそういう人もいるのかと思った。
私自身、中学くらいになるまで、
漫画は1年に1・2冊、両親に買ってもらうだけであった。
しかも、どうしたことか、
そういう時に「おそ松くん」だとか「悪魔くん」だとか、
なぜかKC(講談社コミックス)の
しぶ〜い作品ばかりだった。
それらが私の偏屈さを形成したのか、
その頃から偏屈だったから、そういう選択をしたのか、
それは定かではない。


逆にアニメはよく観ていたらしい。
それこそドラえもんの劇場版やディズニーは、
テープが擦り切れるほど観た。
のび太の恐竜」、「のび太の鉄人兵団」、
「ピーターパン」が特に心踊り、私の想像力を掻き立てた。
逆に「ダンボ」のピンクの象や、
不思議の国のアリス」のディードルディーとディードルダムなど、
幼くて可愛かった私には恐怖であった。
何かさらいに来るような、災いという印象が、
強く感じられた。


そういう順序を辿ったので、
少なくともドラえもんに関しては劇場版ありきであり、
漫画の方はサードパーティー
コロタンコミックスなどを渡されても、
違和感を感じていなかった。
原作者の絵にこだわりだしたのは、
もっと後になってからであった。