ウディ・アレン「To Rome with love」

標題が原題なのですが、これの邦題が
「ローマでアモーレ」。
なんかセンスの欠片もないというか、
センスのない団塊世代を呼び寄せそうな題でがっかり。


とはいえ、内容は大満足。
4組のカップルをオムニバス形式で交互に描いている。
ところどころ往年の「バナナ」などを思わせる描写もあった。
(レオポルド夫妻の不条理コメディ。
路地裏で出会う司祭の行列。)


スターダストメモリーズ」にて
ウディ・アレンは初期のコメディが一番良い」いうのが、
アレンにとっては不愉快というふうにファンを
皮肉に描いていたが、
さすがにそのあたりは乗り越えた様子。


やはりアーティストはとにかく沢山創るべきだ。
創れば駄作と叩かれることもあるが、傑作も出てくる。
創らなければ何も出てこない。
それはアーティストに限らず全ての人について、
兎に角何かやってみるべきだとも言えるだろう。