あらゆる可能性をぶっ潰す!!!

僕は自分のあらゆる可能性を潰すことに、
半ば快楽を感じている。


思い返せば小学校でも、中学でも、高校でも、大学のゼミでも、
僕に好意を寄せてくれて、仲良くなるチャンスをくれる
女性は確実にいた。
それもそれぞれが、なかなか聡明で、かつ美人だった。


思い返せば会社でも、それぞれの職場に、
必至で僕を奮い立たせようと、やり方は屈折していたが、
心を配ってくれる上司先輩もいた。


しかし、僕は、そうなると、
自然と心を閉ざしてしまう。


幸福になるためのきっかけは沢山あるのに、
それが幸福の入り口と勘付くと、
途端にそれを避けてしまう。
しかもそれを可笑しく思ってしまう悪魔のブラックユーモアが、
僕の中には潜んでいる。
いや、そういう悪魔が支配している。


これをやめることは、到底無理だろうという、
その気持ちが問題なのに、
その気持ちすらちょっと可笑しい。