求人の傾向

手元に来る転職サイトのメールを見ていると、
求人がより計画的になってきている印象を受ける。
それも官公庁だとか製造業だとか、
より保守的な業界ほど、毎年コンスタントに採っている。
私の知っている会社でも、人数は少ないものの、
必ず毎年採って年齢的空洞化を避ける姿勢だ。
そういう意味では、明確な意思があって職を転じたり、
または職を離れているのであれば、
30歳くらいまでは安心してそれに打ち込めばいいのでは
ないだろうかと思う。
例えば東京都庁の場合、
第二新卒や転職組を想定した1類Bの募集は
昭和55年4月2日-昭和63年4月1日生まれが対象だ。
それが院卒を想定する1類Aだと、
昭和53年4月2日-昭和61年4月1日生まれとなるのは
非常に合理的である。
また官公庁の登用試験に当たっては、
試験対策の予備校も儲かることだろう。
未曾有の不況が悪いことばかりかというと、
そうでもなくて、社会が良い方向に
変わっていくという側面もあるのではないだろうか。