信頼関係

ヨーロッパから来られた先生方を箱根にご案内。
非常にフレンドリーで、
楽しい雰囲気の1日目だったのだが、
2日目にして信頼関係破綻。
なぜかというと、予定として伝えた内容が、
二転三転したから。


ちょっとした連絡ミスで、
バスの運転手と主催の先生と現場の私の間で、
観光内容が共有されていなかった。
当然、バスの運転手が運転していく所に、
連れて行かれてしまうわけだ。
そこへ主催の先生の思惑が割り込んでくる。
(じゃあ、行程表は誰が作ったんだ。)
それを私が、その場その場で来賓の先生方に伝える。


その先生方というのは、
はっきり「今日はこれとこれをして、何時にホテルに戻ります」
という情報を求めていたのだ。
その「これとこれ」というのが、
言ったはいいが渋滞などで「やっぱりやめ」となったり、
急遽、思いつきでコースが変わったり。


最後の最後にホテルに予定通りに戻った時には、
「約束どおりに着いてよかったね。」と
声を掛けられた。
この「約束どおり」というのが大事なのだ。
こちらは「あれも見せたらどうか、これも・・・」という
気の使い方をしていたのだが、
向こうにとっては伝えられた予定が、
正確に遂行されることが大切だったのである。