穢れも清さも

この世の中は兎に角混沌である。
眼前の塵芥を掃き集めて除けることはできる。
しかしその塵芥をこの世から消すことはできない。
私自身もまた、この宇宙における塵芥であり、
除けると同時に除けられる存在なのだ。

眼前を清潔に保つことは良いことだ。
しかしまた同時に穢れを受け入れることも良いことだ。
そのバランスこそが、問題だ。