プラグインハイブリッド

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091115-00000530-san-bus_all
結構、良さそうな感じがする。
しかしこれを導入するには、普通の家庭用電源では駄目らしい。
専用の高圧の線を引かなくてはならず、
その設備導入に30万ほどかかるという話を
ディーラーで聞いた。
うーん、そこまで出して、たかが20kmのEV走行っていうのも、
ちょっと割りに合わない気がする。


結局ハイブリッドカーの問題はデッドウェイト、
すなわち役に立たなくなった部品の重さである。
まずは高速道路。
モーターとエンジンの組み合わせである程度までは快適に走るが、
電力を使い切ってから再充電する間は
モーターとバッテリが足を引っ張る。
次にまち乗り。
上述のように20kmは電気自動車として走るが、
その間はエンジンとガソリンがデッドウェイトである。
また、その20kmをガソリン車並に走れるのか、
それともあくまでEVモードの延長として、
せいぜい55km/h程度しか出ないのか、
大きな違いである。


こう考えるとハイブリッドカーは非常に中途半端な存在に
なってしまった。
あくまで燃費の良いガソリン車と考えるべきであり、
本格的なEVの前にはエコカーというほどではなくなりつつある。
しかし、EVはEVで高速道路走行中に、
充電をしないと長距離には対応できない難点がある。


12月から流通するSAIは2.4lエンジンとモーターの組み合わせ。
これなら高速で電気を使いきった後でも
快適に走りそうである。
やはり頼りになるのはガソリンエンジンである。