伊丹さん、ほんとうでした。

好きな映画監督、伊丹十三氏。
彼がエッセイストとして書いたものの中に、
ドイツの工業博物館が素晴らしいというものがあって、
それに大変心惹かれていた。
それでついにそこに行ってきた。


伊丹氏は展示物がことごとく実際に動いて、
触れるのが素晴らしいと言われていたが、
私は古い蒸気機関車の集積場をそのまま利用していることに、
大変感動した。


年配のスタッフにその感動を真っ先に話した。
お互いに言葉足らずの英語で古い機械の素晴らしさを語った。
蒸気機関車の活躍は1850年ごろから1950年ごろで終わってしまう。
しかし、残された機関車や駅は祖先からの遺産であり、
こういう博物館を残すのが我々のモットーだということを
話してくれた。
私は私で、秋葉原にあった鉄道博物館の話をして、
しかしこれほど迫力のある、本物の回転台はなかったと、
そういうことを話した。


周辺にも遺物として標識などがいい感じに残されていて、
大変面白い。
また新館は新館でレベルの高い展示がされている。
鉄道マニアもそうでない人も、
一度言ってみてほしい。
後日、行き方など記載したい。