優しくされたい

人は皆、優しくされたい願望を持っているのではないか?
そして、「優しくされていない」と感じたとき、
その人の心は傷つくのではないか。


しかし、冷静に考えてみると、
優しく感じる行動がそれほど感情のこもったものでなかったり、
逆に嫌な感じだと思ったことが、
思いやりによるものだったりする。
そういうこともある。


優しくしたり親切にした人には、「感謝されたい」という
下心がある場合も多いのだから、
それが正当に評価されないどころか、
敵対的行為とみなされた時には、
行為者の心もやはり傷つく。


こうしてお互いに傷つけあって、社会のストレスは、
ねずみ算式に増幅されるのだと考えると、
エヴァンゲリオンのテーマというのは非常に
読みが深いと思えてくる。
今更ながら。


とにかく、できうる対処方法というのは、
冷静に行動するということだ。
その場でかっとなって相手を決め付けずに、
間をおいて、もう一度その事について、
その相手と話をすると、
意外と相手が好意的な姿勢だと分かることが、
少なくとも私の場合は、ある。