若くして稼いでいる人

そういう人もいるんだなぁと。
なんだか自分が極めて小さい惨めな存在に思えてしまう、
そういう時がある。
億単位の年商で、親には毎月100万いれているなどと、
まったく今の私からしたら途方もない話である。
その人がまた度を過ぎた買い物はしないというので、
どんな出来た人間なんだというところだ。


ただ、これを羨み、単純に自分も起業してなんとか、
などということを考えると失敗の元である。
その人物は仕事のためなら3日睡眠無しでも活動でき、
その原動力は「俺がいなかったら店が潰れる」という、
滅私奉公精神なのである。


滅私奉公というのは私から最も遠い観念だ。
私の本質というのは眠いときに眠るである。
仕事よりも余暇である。
余暇こそが私の本質なのであるから、
事業を営むなどというのはありえないのであり、
従って経営によって金持ちになるというのは、
羨んだところで私には縁がないのである。


とはいえ、何か楽しく余暇を過ごそうと思ったら、
さしあたっての資金が必要なのである。
これをどう稼ぐか、どうすれば稼げるのかが大事なのだ。
鳥山明氏などは、そういう発想から漫画家になり、
大成功を収めた好例である。
とはいえ、なかなかそううまくいかないのが、
現実なのである。