舛添さんの進む道

http://www.asahi.com/politics/update/0817/TKY200908170118.html
日本の前時代的な人々はお上の思し召しを大切にする。
先輩だとか上司だとか、そうした上位との
縦のつながりによって引っ張ってもらう出世こそ、
彼らにとっての出世なのだ。
舛添氏はそれを断った。


これは日本の労働者社会は、もはやアメリカやイギリスと
同等のレベルに来ているということだ。
個々人が自分のキャリアを自分で考え、
実力によって階段を昇っていく。
こうしたシステムにおいては、
労働者は自発的に自分の仕事をこなすので、
より付加価値の高い労働を期待できる。
しかしそのためには、公正な評定システムが必要である。
正当な評価がされない職場にとどまる優秀な労働者はいない。


日本はこれまで集積回路の研究者など、
先端的で優秀な人々を海外に多く逃してきた。
関係性よりも公正さを重んじて、
真に優秀な者を重く用いなければ、
国際社会における日本の地位は下がっていくだろう。