なんでも顔写真入りで登録だっちゃ

イギリスは近頃、何でも顔写真や、
下手したら指紋認証などのバイオメトリクス
当たり前に登録させられるのだ。
最初は入国審査に通った後だった。


今日はフランスへ行くためにユーロスターの切符を
キングスクロスまで買いに行った。
そして6ポンドを往復のつもりで頼んだが、
値段の関係でワンデイチケットにされていたので、
場合によっては色々乗って回ろうと思って、
ぶらぶら歩き出した。
そしたらなんとそこには大英図書館があるのだった。
知らなかった。
それでちょっと本を読もうと思って入っていったら、
登録制なのであちらへと言われてしまった。


まぁそれで登録しようかなと軽い気持ちで思ったわけだ。
まずは近くの端末からインターネット経由で
蔵書カタログを閲覧して最低2・3冊読みたい本を
リストアップする。
それを見せたら登録を別の端末で行う。
このとき、
・署名の確認できる証明書
・住所の確認できる証明書
すなわちパスポートと運転免許証(できれば国際)が
必要になるわけである。
両方持っててよかった。
その後、係りの人と少し話をして、
顔写真を撮られて、顔写真入り登録カードを渡されて完了。
即日発行である。結構ちゃんとしたカードだ。
なんで話をするかというと、
多分、学者とか作家とかそれで食べてる人が
その図書館の資料をどう利用するのか、
把握するためのようである。
私のように個人で趣味として読む分にはすんなりいく。
しかし、ウディ・アレンにちょっと似た、
ドイツ人の初老男性はすごくもめていた。
自分の研究資料を見せたりして一生懸命まくしたてていた。


ところが、それですぐに本を借りられるかというと
そうでもないのだ。
本によっては1時間、ものによっては2日かかるから、
まずネットで申し込むようにと言われた。
しかもカードの有効期限は1ヶ月。
延長できるものの、かなり慎重な体制である。
すごいね。