うそはうそであると見抜ける人でないと(登山は)難しい

http://www.asahi.com/national/update/0611/OSK200906110082.html
2チャンネルにせよ、自作PCにせよ、ろくに苦労もせず安易に、
「助けて」などと文字通り「言う」様な人は、
「バカか」と一笑に付されるだけである。
しかし、殊に登山となると、そういうわけにもいかない。
しかも、それによって動員される人数や資源も
規模が大きくなる。
例えばレスキュー隊の人件費やヘリコプターの燃料などである。


登山は危険だということがなぜわからないのか。
それとも分かっていて、あえてろくに知識もつけず、
下調べもせずに登山しているのか?
登山道を綿密に調べて、常に自分が決めたルートにいるか、
気を配って歩いていたら、
いたずらに記された目印をいたずらと見抜けるはずだ。
まして、これはいたずらというよりは、
自分勝手に個人的なルートを記したわけであるから、
それはそれで一つのルートだと見抜けるはずだ。


自作PCの話になるが、
価格.comなどで
「これはどうですか?動きますか?いいですか?」
ということを平気で尋ねる人がいるのが醜悪だ。
こういう人はその製品の性能を精査したり、
情報共有をしたいのではない。
第一に苦労せずに他人の知識を利用したいのだ。
第二に以下のような保険をかけて、失敗のリスクを
回避しようとしているのだ。
それはすなわち、自分の買い物が失敗した時に
価格.comでこう言われたから買ったのに調子が悪いなんて、
自分は騙されたのだ。」
ということである。


こういう人品の卑しさも、買い物であれば、
他者からは笑い話で済む。
しかし、登山となると人命に関わるので困る。
日本人の「自己責任」という言葉が、どこか浅薄なのは、
DIY精神がなく、何でも他力本願で、
いざとなったら責任転嫁で被害者面をして助けてもらおうという、
卑しい期待があって、またそれをぬけぬけと実行するからだ。
登山こそ免許制にするべきなのではないだろうか?