興奮の閾値を考慮した漫画の読み方

例えば私が4冊の漫画を買った場合、
(というか、今日4冊買っただけです。すんません。)
4冊の表紙を裏までしっかり確認する。
スペースというスペースが埋められて、
カバーの裏にまで何か描かれている本は、
相当に力が入っていて、読み応えがありそうだ。
そういうものが2冊あった。
それで、もう2冊はかなりあっさりしているので、
出版社としても、そこまで力を入れなかった、
普通の出来なのだと思う。
というわけで、私は普通の方から読むのである。
なんとなれば、笑いや興奮の閾値を、
秀作で上げてしまうと、普通の作品に、
そこまで興奮できないからである。


この歳になって、ようやくこういう機微が分かるようになったのは、
民放のニュース番組で、「葡萄の正しい食べ方」の
お陰なのである。情けないことに。
その葡萄の食べ方というのが、
房の下から上に向かって糖度が高くなるので、
下から食べた方が最後まで美味しく食べられられるという、
そういう話だったのだ。
こういうことが、いわゆるトリビアとして、
正当だと、私は思う。