万国の失恋エリートに捧ぐ

人類の雄が人の男として、
真の恋と言える恋をして、
それに敗れたとき、
その傷は深く心に突き刺さり、
時に人をして狂気に走らせる。


しかし「時が解決する」という言葉のとおり、
人には真に辛い部分を忘却する機能が
備わっているのだ。


真の失恋は時が経つにつれて、
恋愛に対する共感性に変わる。
そして人の恋に共感できるとき、
初めて真に充実した相思相愛的、
恋愛関係を築けるのだと、
そういう希望を確信した。